2020年7月8日水曜日

三小の給食って、どんな感じなの?【No.3 潜入編】

こんにちは。
給食試食会実行委員会の安部です。

いよいよ最後は、給食室に潜入です。

潜入といっても実は調理中の給食室に入ることができる人は限られて、大庭先生と協立給食のみなさん、そして校長先生と副校長先生のみだそうです。

この辺りの事情はのちほど詳しくお伝えしますが、残念ながら私たちは給食室へ入ることができませんでした。

掲載している写真は大庭先生が撮影してきてくださっていますので、安心して写真をお楽しみください。


◆給食は誰が作っているの?

子供たちが食べている給食を実際に調理してくださっているのは協立給食株式会社のスタッフのみなさんです。

2階の配膳室の前に、写真が飾られているのを見たことがありますか?

この写真に写っているのが、協立給食のみなさんです。

社員さんが6名(男性4名、女性2名)と幅広い年齢のパートさんが働いています。

給食室で扱う食材や調理器具は大きく重たいので力仕事💪も多く、男性がいると助かるようです。

上の写真は、ハンガリアシチューのブラウンルウを入れている様子です。

大きな鍋に、大きなお玉でルウを入れてかき混ぜているのですが、混ぜるだけでもなんだか重たそうです…。
これで何人前だろうか??気になりますね。

なお、子供たちの給食を作るため、7001600まで、のべ13名の方が毎日勤務してくださっています。

朝、出勤をしたらまず行うのは、その日に使う食材のチェック。

数量や賞味期限などをチェックして、確認できたら調理を開始します。

校長先生が検食を行う12時頃までには完成させるので、調理に最大5時間ほど予定していることになりますね。

このように、たくさんの人の手で流れ作業のように手作りされています。

三小は子供の人数が多い(ちなみに市内で3番目に児童数が多い学校です)ので、作る量も多いです。

当たり前ですが、作るのにも時間がかかりそうですよね。
ちなみに手作りパンの日は、生地から作るので時間的にも体力的にも大変とのことでした。

800個以上のパンを作るにもかかわらず、三小にはパンこね機がありません。
そのため、みなさんで手ごねして作っているそうですよ💦

 

◆子供たちが給食調理員さんと会うことはあるの?

子供たちが給食調理員さんと顔を合わせる機会は、配膳の時です。このような感じで、各クラスの給食をワゴンに準備してくれます。


子供たちは給食を取りに行くと


○年○組です、いただきます!

と挨拶し、ワゴンを返却するときは

○年○組です、ごちそうさまでした!

とお礼を言うそうです。

調理員さんが不在の時でも、しっかりと挨拶をしているとのこと。
素晴らしい習慣ですよね💗

なお、この挨拶は三小で昔から続けてられている独自の習慣だそうです。
いつ頃から始まったのかわかりませんが、もしかして三小卒業生の保護者の方は、このような挨拶を覚えていたりするのでしょうか。

他には、その日の給食が余ったときに、各教室を回ってお代わりの配布をしてくださるときがあるようです。

人気メニューの時は「待っていました🙌」といった雰囲気になるようですよ。

また、一年生の給食室見学、バイキング給食や鍋給食などのランチルームを利用するときにお世話になっているようです。

 

◆給食室の衛生管理ってすごいらしい

私自身、何度か給食試食会に参加しているので給食室の衛生管理がきちっとしていることは耳にしたことがあります。

でも、ほんとなの?嘘なの?と聞きたくなるような、噂も流れてきています。
そこで、気になる衛生管理について聞いてみました。

🍈サラダの野菜も煮沸消毒している

サラダなどに使う野菜はすべて、表面消毒のために沸騰させたお湯にくぐらせています。
ミニトマトと果物(メロンを除く)以外は、表面に雑菌がついているといけないので必ず熱湯消毒しています。安全のため、基本的に食材は必ず火を通しているそうです。

🆖調理中の給食室に入れる人は限定されている

調理中の給食室は清潔であることが大切です。手洗いなどの表面的な消毒はもちろんですが、入室する人の体内に病原菌がいるのもNGです。
そのため、調理中の給食室へ入る人は、月2回の検便が必須。
表面の消毒だけでなく、体内にも病原菌がいないかチェックした人だけが入れるということですね。

🍴調理器具も使い分けている

ザルやボウルやバットなどは、色等をつけて調理前と加熱後で使い分けています。もちろん、包丁なども用途に応じて使い分けをしています。なお、生肉や魚は汚染される可能性があるため、給食室内で切ることはありません。魚も肉も、必ずカット済みの状態で納入して調理するそうです。

 

🆏調理員さんたちは専用トイレを使っている

これは体内の感染とつながる話なのですが、トイレを共有することで何らかの病原菌をもらってしまう可能性があります。そのため、給食調理員さんたちは専用のトイレを使用しています。三小の場合は、新校舎の多目的トイレが調理員さんたちの専用となっています。学校によっては専用トイレが用意できないこともあり、その場合は職員トイレの個室1つを専用トイレとして使用するケースもあるとのことでした。

 

💧給食室は熱中症に注意!

給食室では外からのホコリ、ゴミ、虫の進入を防ぐため、調理中に窓を開けることができません。そのため、室内が高温になって熱中症になる方もいたそうです。昨年ようやくエアコンが設置されたので、少し涼しい環境で調理ができるようになったとのことです。

そのほか細かい話をしだすと、まだまだたくさん気をつけていることがあるそうです。子供たちの安心・安全な給食のために、たくさんの大人が注意深く調理をしてくださっていることに驚かされました。



◆手洗いの歌ってどんなもの?


※音が流れます

No.1の実食編でコロナウイルス対策としてご紹介をしましたが、これは給食前の手洗いをする際に校内で流している

🎵「手洗いの歌」🎵です。

動画版があるということで、先生からお借りしてきました。

曲はきらきら星の替え歌になっていますが、歌っている人の声をよく聞いてみてください。

どこかで聞いたことがありませんか?

実は、三小の先生方が歌ってくださっているそうです。

もちろん手の出演も先生です。子供たちのために、たくさんのことを考え、実行してくださっていることに感激しました💖

さて、3回に渡ってお送りしてきた

「三小の給食って、どんな感じなの?」

はいかがでしたでしょうか?少しでも給食や調理員さんたちについてお伝えできていたら嬉しいです。

ぜひ、給食についてお子さんとご家庭で話をしてみてくださいね。


最後に、取材している私たちの分まで試食用の給食を運んでくれた会長をアップして終わりにします♪